観光協会出身の店主が立ち上げたガトーショコラ専門店「由布院ときの色」
「由布院ときの色」は2017年にスタートしたガトーショコラ専門店です。長年、由布院温泉観光協会に勤めていた店主が、「地域の特色あるおいしい素材を使って由布院の自然景観の素晴らしさなどを知ってほしい」と感じ、お店をオープン。大分産の食材をベースにつくり出す、おいしくも体にやさしいガトーショコラは、全国各地・世代問わず愛されています。
こだわりのポイント
由布院の魅力は、なんといっても農業景観です。季節によって表情を変え、心を豊かにしてくれる広大な自然。清水が流れるゆふいん盆地と高原の寒暖差は、おいしいお米を作るには絶好の環境です。そんな地域が生み出した自然の恵み「ゆふいん米」を使って、スイーツを作っています。
今回紹介している「抹茶ショコラ」をはじめ、ときの色では「ほうじ茶ショコラ」や「和紅茶ショコラ」など、茶粉末を使った商品を多く展開しています。どの茶もガトーショコラに合うよう、こだわって厳選したものばかり。大分で140年続く老舗茶専門店を営む旧友に協力してもらい、オリジナリティある商品を生み出しています。
シェフ・職人について
店主
安部 順一あべ じゅんいち
由布院の魅力をお菓子に投影。自然の美しさと味のおいしさを思い出に
お店を始めるきっかけになったのは、仲の良い料理長が彼の友人のシェフから贈られたガトーショコラを一緒に食べた時。おいしさに感動し、「地域の素材を使ったこんなお土産が、由布院にあったらいいな」「自分が作りたいな」と感じ、思い切って転身を決めました。店名は、季節によって移ろいゆく由布院の農業景観をガトーショコラに反映する意味を込めて「ときの色」に。
由布院に観光で訪れた人が地元に持ち帰った時に、自然景観を思い出したり、大分のおいしい食材を堪能してもらえたりするように、日々研究を重ねています。
由布院観光総合事務所に長年勤務。由布院の魅力をPRする中で、由布院の旅館で働く料理人たちの腕を磨き続ける向上心や農家さんとの連携作りに感動。自分も地域に貢献できるものを作ろうと、腕利きのシェフやパティシエのもとに通い詰め、イチから菓子づくりを習得。
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