スタッフ個人の可能性を最大限に広げる仕組み作り。食に関わる職人の働き方改革に意欲的に取り組む飲食企業
株式会社ゼロスターは、石川県金沢市にて焼き鳥店「鳥珍や」を数店舗展開する飲食企業です。全国2万人が日本一の唐揚げを決める「第4回からあげグランプリ」の手羽先部門で金賞を受賞するなど、確かな実績を積みながら暖簾分け、FCで店舗を拡大してきました。今後は焼き鳥業態ありきではなく、スタッフの得意ジャンルやビジョンありきで業態開発をする方針に舵を切り、2019年に同社初となる洋菓子店『Kuroneko Jack』を開業。職人の技術や経験を最大限に活かせる店舗作りに取り組んでいます。
イチオシ商品
開店から1ヶ月でシリーズ累計20,000個、知るひとぞ知る人気ガトーショコラ
2019年の販売開始から、1ヶ月足らずで20,000個の販売を達成した人気を誇る金沢発のガトーショコラ。クグロフ型で焼き、色とりどりのフレーバーで飾り付けた可愛らしいビジュアルと、生チョコレートのような柔らか食感が話題となり、日本全国にファンが急増しています。
こだわりのポイント
ガトーショコラ専門店『Kuroneko Jack』の始まりは、とあるホテルで働くパティシエとの出会いです。焼き鳥職人としても腕を振るっていた代表が洋菓子業界での働き方を知り、廃棄や長時間労働問題をクリアできる専門店を作ることに。シェフパティシエ・岩田が最も得意とするガトーショコラを「黒猫」に見立てて様々なフレーバーの商品を展開しています。また、適正な価格での取引や栽培の技術指導をする「カカオ・トレース」に取り組んでいるピュラトス社のカカオのみ100％使用することで、カカオ生産農家の貧困救済、児童労働といった社会課題に貢献しています。
ブランド名は、ガトーショコラをイメージした『黒猫』と『jack-in-the-box（びっくり箱）』を組み合わせたもの。スイーツを通していつも新鮮な驚きを与えるブランドを目指しています。季節によって変わるフレーバー「Jackシリーズ」をはじめ、店舗では見た目はガトーショコラで中身はミルフィーユ…など中に別のケーキを仕込んだ「INTOシリーズ」、チョコバナナジュースやパフェなど様々な仕掛けを提供しています。もちろん、素材が持つ味と美味しさを最大限に引き出せるよう、防腐剤や酸化防止剤、膨張剤といった食品添加物は一切使いません。「見た目で驚き、味で感動できる」商品作りに取り組んでいます。
シェフ・職人について
代表取締役
和田 知晃わだ ともあき
作り手の想いをベースに、飲食業界の未来へ向けた商品作り
ずっと飲食店に身を置いてきて、この仕事の素晴らしさや面白さは身に沁みて感じています。でも働きたい人がどんどん減っている。そんな現状から打破するため、夢やビジョンを共にできる”人”と出会い、その人をベースにした店作り、商品展開をしていきたいと思っています。今は『Kuroneco Jack』に詰め込んだ想いを、色んな人に知っていただくべく、全国を奔走中です。
22才から焼鳥屋の道に進み、現場に立ちながら17年間焼鳥一筋。初の洋菓子事業を立ち上げてからは各店の経営と商品開発、販路拡大に取り組んでいる。
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