ターゲット層は20代後半〜40代の女性、佃煮のイメージを覆す新たなコンセプト
観光地である金沢では、名物の佃煮はお土産として需要性がありました。ご飯のお供だけでなく、お酒のあてや贈り物としても親しまれていますが、時代の流れと共に食文化にも変化が起きました。佃煮を愛するヘビーユーザーの方が歳を重ね、若い世代にとって佃煮の認知度は年々落ちています。そこで今の時代に刺さるパッケージのデザインやInstagramなどのSNSにも力を入れ、ターゲット層を20代後半〜40代に統一しました。今までになかった佃煮屋のイメージを覆す、オシャレや可愛いなどをコンセプトに佃煮を手にとっていただくきっかけを作る工夫をしております。
金沢名物の佃煮を知るきっかけになってほしい!「クルミのおやつ」に込めた願い
金沢では様々なシーンでクルミを食べる習わしがあります。クルミにはミネラルや食物繊維が豊富なので、美容や健康にもよくどの時代でも女性に人気でした。美容や健康にいいだけでなく、”花嫁が末長く美しくあるように”と婚礼のご馳走にもクルミの佃煮が添えられていました。最近は佃煮を手に取る方が減り、食生活の変化と共に製造側も時代に合う”ものづくり”をしなければいけません。金沢の歴史を伝承しながら、佃煮作りにも欠かせないクルミに注目し、キャラメリゼ風の「クルミのおやつ」が誕生しました。手にとっていただき、実は佃煮屋が手掛けているという視点から佃煮に目を向けるきっかけになってほしいと願いを込めております。