有限会社いと重菓舗

彦根の地で約210年…古き良き味を今世に受け継ぐ伝統菓子が魅力の「いと重菓舗」

「いと重」の始まりは初代糸屋重兵衛が創業した糸問屋で、副業として煎餅等の製造も行っていました。重兵衛の妻・ますが夢の中で白髪の老翁より菓子製法を教わったことをきっかけにして、1809年(文化6年)、本格的な菓子業を開始。第二次世界大戦の渦中には一時休業を余儀なくされましたが、1963年には再開し、210年を越える歴史を糸のように紡ぎながら現在に至ります。

企業名
有限会社いと重菓舗
創業
-
ブランド名
いと重菓舗
メーカー所在地
滋賀県
HP
https://www.itojyu.com/index.html
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イチオシ商品

手間を惜しまない伝統製法!「埋れ木」で高級の味を表現

200年余りの歴史をもつ伝統的な製法を受け継ぐ、当社の代表菓子「埋れ木」。手芒豆を炊き上げて作る白餡を求肥で包み、周囲に最高級の和三盆糖と抹茶をまぶしています。きめ細やかな網で丁寧に漉した餡のなめらかな舌触りと、和三盆糖と抹茶の昔懐かしい味わいが人気の商品です。

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こだわりのポイント

彦根藩・井伊家御用達!井伊直弼の隆盛と共に歩んだ当社の歴史

ここ彦根藩に生まれた井伊直弼が生まれたのは1815年(文化12年)のこと。父と死別したことで藩の公館「北屋敷」へと居を移して不遇の時代を過ごした直弼は、この「北屋敷」を「埋れ木の舎(うもれぎのや)」と呼びました。この頃、直弼はのちに直弼の懐刀ともなる国学者・長野主膳に対して、初代・糸屋重兵衛が製造した菓子「益寿糖(えきじゅとう)」を与えたという記録も残っています。

井伊直弼公ゆかりの銘菓!天皇献上菓子をも手がける老舗として

長野主膳が井伊直弼より受け取った「益寿糖」へのお礼として詠んだのが「諸共にいさよき長き寿の ますます(益々)いとの心とも見よ」という和歌。この歌の中に出てくる「益」「寿」は「益寿糖」から、「いと」は糸屋重兵衛から引用されていることがわかります。また、直弼が自ら掘った柳の文様の木型を重兵衛に貸し与え、重兵衛が砂糖菓子(のちの当社銘菓「柳のしずく」)を作らせるといった交流の記録も残っています。その後も、「益寿糖」は参勤交代の際の大名行列において贈答品として使われるなど、彦根藩と井伊の家を代表する菓子としてこの地に根付いていきました。

Chef, Artisan

シェフ・職人について

藤田 武史ふじた たけし

彦根と共に生きる7代目社長・藤田武史が見つめる、琵琶湖のほとりの味

神戸にて大学卒業後、銀行に入行。社会人1年目にして阪神淡路大震災に遭い、中小企業経営の厳しさを目の当たりにすることとなりました。当時の鮮烈な記憶から、家業を継いだ際に真っ先に頭に浮かんだのは「市況の変化にも耐え得る組織にしなければ」という想い。先代より社長の座を受け継いで10年になりますが、規模よりも質を追求することで、このたびのコロナ禍にも負けることなく安定した企業体制を貫いています。

About

2000年 当時勤めていた銀行を退職、家業へと入る
2011年 7代目の代表取締役に就任
2020年〜 店舗の集約化実行して、世代を超えて愛される組織づくりを標榜
現在は本店・ギャラリー糸屋重兵衛・ビバシティ彦根店の3実店舗とEC販売を展開

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