有限会社くま

地域を巻き込んだエシカルな商品開発を通して、瀬戸内の魅力を発信する倉敷の人気カフェ

年間6万人が訪れる倉敷の町家カフェ「三宅商店」を運営する有限会社くま。地域や季節に寄り添ったものづくりを理念に、出荷規格を満たずに廃棄するしかなかった果物を契約農家より仕入れ、カフェメニューやジャムなどに活用しています。
「三宅商店カフェ工房」で製造された2層のジャムは見た目も味も評価が高く、手土産や贈答用としても人気です。

企業名
有限会社くま
創業
-
ブランド名
三宅商店
メーカー所在地
岡山県
HP
https://m-cafekobo.com/
SNS
  • instagram
point

Point

こだわりのポイント

丹精込めて育てられた果物を、無駄なくおいしく楽しむ

当社の商品は、味は確かなのに形や傷が理由で市場に出荷できなかった果物を主に使用しています。最初は15軒から始まった契約農家の数も現在では30軒以上に増え、その輪は瀬戸内を中心に日本各地に広がっています。
また、製造工程で出た皮や種は、そのまま廃棄せずに「三宅商店 酒津」で提供する石窯ピザ用の酵母づくりに使用。最後まで無駄なくおいしく楽しむ精神で商品開発に取り組んでいます。

果物が織りなす季節の味わいを全国に届ける菓子工房

カフェのケーキやパフェで使用していた手作りのジャムを商品化するところから製菓ブランドの歴史が始まった当社。取り壊し予定であった旧原田邸を存続させるべく土地と建物を取得し、改装して2016年に設立したのが、ジャムや焼き菓子などの製造・開発を行う「三宅商店カフェ工房」です。
工房の窓から眺める庭も美しいこの場所で、地域で生産された桃やレモンといった季節の果物を使った商品を開発してきました。
今後はサウナ付きの宿泊事業を開始し、工房見学やつながりのある契約農家を訪ねるツアーも計画中です。

Chef, Artisan

シェフ・職人について

食品衛生責任者

木下 絵美きのした えみ

農家さんとの絆を深め、倉敷の豊かな暮らしを後世に伝えたい。

幼いころからお菓子をつくるのが好きで、菓子製造の仕事に就きました。県外から岡山へ引っ越しておどろいたのは、桃やピオーネ、愛宕梨など豊富な種類の果物を生産していることです。果物は収穫日によって状態が違うため品質を安定させるのがむずかしいですが、工房のみんなと協力して三宅商店の味に仕上げています。今後も農家とのご縁を大切にしながら、地域の方に教えていただいた倉敷での豊かな暮らしを次世代に伝えていきたいと思います。

About

製菓専門学校を卒業後に大阪のカフェで調理の経験を積み、有限会社くまに入社。食品衛生責任者として、新店舗の立ち上げや商品開発に携わっている。

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