数々の賞を受賞した名品がそろう、福山を代表する洋菓子店。
広島県福山市にある「マロンドール」は、創業1950年の老舗洋菓子店です。
デコレーションケーキ、ロールケーキ、焼き菓子、プラリネンショコラなど、商品バリエーションが広く、店はいつも華やか。中でも、ばらのお菓子「ヌーベルローゼ」、福山市鞆の浦名産の保命酒を使ったケーキ「仙酔仙人」は、3年連続でモンドセレクション最高金賞を受賞。
日本経済新聞何でもランキング〈専門家が選んだ聖夜におすすめのケーキ〉として第1位に輝いた「ヘネシー・ブランデーケーキ」など名品も多い、福山を代表するパティスリーです。
こだわりのポイント
マロンドールは、「美味しいケーキを食べてもらいたい」という想いのもと、誠実にコツコツとお菓子作りに向き合ってきました。
1970年代に2代目社長が、銀座の有名店「エルドール」のパティシエより30年に渡って指導を受け、上質で奥行きのある味わいがマロンドールの基盤となっています。
選び抜いた素材を品格の味に仕上げる努力を怠らず、期待以上のサプライズを届けることこそマロンドールの信条。お客様の「懐かしい味」「このケーキで育った」という声こそ、愛され続けてきた証拠です。
現在は、店舗のほか、駅やサービスエリアなどでも、マロンドールのスイーツを購入することができます。
1950年の創業の頃は、製造ではなくさまざまなお菓子の販売をしていたマロンドール。1967年に「コンフィザールとくなが」として喫茶を併設した洋菓子店を開き、ケーキの製造販売を開始しました。
その2代目が銀座の名店のパティシエに師事し、ケーキはもちろん、プラリネンショコラ、アイスクリームと幅広く学んでさまざまなノウハウを蓄積し、商品バリエーションを広げていきました。2005年には、「ヌーベルローゼ」「仙酔仙人」を新たに販売し、今も人気商品となっています。
現在は3代目社長が新たに店を引き継いでいますが、今後も“誠実”を第一に掲げ、添加物や香料で誤魔化さず、継承してきた技術で、時代に合わせた本物の味を追求してまいります。
シェフ・職人について
代表取締役社長/パティシエ
徳永 行紀とくなが ゆきのり
誠実に手づくりに向き合って、本物の味を届け続けたい。
洋菓子製造にいそしむ家族の背中を見て育ち、この道に入りました。アートさながらの工芸菓子製造ができる喜びはもちろん、お菓子を食べてくださったお客様の笑顔に出会えることが何よりのやりがいです。また、思いがけない賞をいただくこともあり、堅実に妥協せず頑張ったことを評価されたと感じて嬉しいです。洋菓子製造も機械化・簡略化が進んでいますが、私どもは職人としてのプライドを大切に、手づくりで製造を続け、本物の味を届けていけるよう日々精進していきます。
東京の日本菓子専門学校を卒業後、中小企業大学校広島校で学ぶ。東京の有名菓子屋で修行後、広島へ帰郷し、（株）マロンドールへ入社。2023年、代表取締役社長に就任。
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