株式会社つたや總本家

南蛮渡来の伝統菓子から創作和菓子までを手掛け、500年以上前から長崎・平戸の人々に愛される老舗和菓子店

江戸時代の平戸藩主・松浦家の御用菓子司としての歴史を刻んできた当店では、“変わらない味”を守り続けてきました。平戸の伝統菓子「カスドース」や「牛蒡餅」をはじめ、当店で取り扱う南蛮銘菓や創作和菓子の数々は全て、熟練の職人たちの手技で丁寧に仕上げております。蔦屋ならではの伝統と文化の味をぜひご堪能下さいませ。

企業名
株式会社つたや總本家
創業
1502年
ブランド名
平戸蔦屋
メーカー所在地
長崎県
HP
https://www.hirado-tsutaya.jp/
SNS
  • facebook

イチオシ商品

カステラをもとに作る江戸時代の”幻の菓子”「カスドース」

蔦屋名物「カスドース」は、カステラを卵黄にくぐらせ、糖蜜で揚げた南蛮菓子です。当時は贅沢品だった卵や砂糖をふんだんに使っていたことから、殿様だけが食べられる“幻の菓子”と呼ばれておりました。明治以降は皇室に献上された実績もございます。400年以上変わらぬ伝統製法で手間暇かけて作る黄金の銘菓をぜひご賞味くださいませ。

point

Point

こだわりのポイント

菓子文化を通じて、歴史ロマンたっぷりの街・平戸の魅力を発信する

鎖国時代からいち早く南蛮文化にふれた異国情緒あふれる街・平戸。そのすばらしい伝統や歴史を日本に限らず世界に伝えていくのが、500年以上に渡り平戸の伝統の味を受け継ぐ当店の使命と考えております。当店の看板商品の一つ、「カスドース」はすでに韓国で販売しており、日本発の高級スイーツとして好評を博しております。お菓子作りを通じてメイドインジャパンの価値をより多くの方に伝えていけるよう、これからも精進してまいります。

平戸藩主・松浦家と縁深い御用菓子司として、当時の味の復元に挑む

今から遡ること500年以上前、松浦家が平戸藩を治めていた時代に、当店は創業いたしました。16世紀から18世紀にかけて日本が鎖国していた中、平戸は国際貿易港として栄えており、ポルトガルやスペイン、オランダなどから貿易船が次々に入港したため、西洋文化を感じさせる品々が溢れていました。
当時の蔦屋店主は、そんな情勢下で南蛮菓子に目を付けました。その頃から蔦屋が販売していた「カスドース」や「牛蒡餅」は、松浦家35代当主が作った名菓図鑑「百菓之図」にも描かれています。
当店では「百菓之図」に記載された他のお菓子も再現すべく取り組みを続けており、松浦史料博物館の協力を得て餅菓子「烏羽玉」を復元いたしました。
これらの伝統菓子3種は、同博物館の茶室・閑雲亭にて、平戸藩29代当主・松浦鎮信公が興した武家茶道「鎮信流」のお茶と合わせてお楽しみ頂けます。近隣にお越しの際は、ぜひ足をお運びください。

Chef, Artisan

シェフ・職人について

松尾 俊行まつお としゆき

鎖国時代の世界の窓口となった港町、平戸の菓子文化を未来に継承する

当店は代々、「カスドース」をはじめとする伝統の平戸銘菓の担い手として変わらぬ味を守り続けてきました。お菓子は、その土地に根付く文化の象徴だと私は思います。かつての鎖国時代、海を越えて平戸に至った西洋文化は、新たな菓子文化を実らせました。当時から今に受け継がれる文化を、蔦屋はこれからも伝統菓子とともに守り続けてまいります。九州最古の菓子店に受け継がれてきた南蛮渡来の銘菓の味をぜひ体感して頂ければと思います。

About

高校卒業後、東京や福岡で製菓の修行を積んだ後、つたや總本家に入社。30年経った現在では24代目店主として商品の製造全てを統括し、代々受け継いできた味を文化とともに守り続けている。

このメーカーの他の商品

この商品に興味ある人はこんな商品を見ています