ライフスタイルショップ「KEYUCA」のカフェスペースから生まれたスイーツショップ
2000年4月、横浜に1号店を出店した「KEYUCA」。大型店舗で滞在時間が長いことから、休憩できるようにとカフェスペースを設けたのが、スイーツ事業の始まりです。
2002年の工場設立後、本格的に「KEYUCAスイーツ」が始動し、生菓子や焼き菓子を自社製造へ。2011年、上野駅に厨房併設ショップを開業するにあたり、屋号を「ドルチェフェリーチェ」に変更し、現在は東京・神奈川・埼玉に10店舗を展開しています。
こだわりのポイント
生活雑貨の製造・販売を行う「KEYUCA」では、もともと菓子製造は行っていませんでした。しかし、スイーツ部門を立ち上げるタイミングで、仕入れ先をはじめとした製菓のプロから知識や技術を吸収。そこに自社の強みである「モノづくり」の力を加え、日々オリジナルスイーツの開発・製造・販売を行っています。
「KEYUCA」のこだわりは、“自分たちで考えたものを自分たちの手で作ること”。「ドルチェフェリーチェ」でもこの理念のもと、OEM企業の協力も得ながら商品に込めた思いを形にしています。
2002年のスイーツ部門始動から、実店舗は10店とまだまだ小さな事業ですが、お客様1人ひとりの「おいしかった」「ありがとう」という生のお声がいただけるのは、製造・販売における日々の喜びです。
そんな「ドルチェフェリーチェ」には、他のお菓子メーカーにはあまり見られない特徴も。それは、「KEYUCA」とのつながりです。
「KEYUCA」は2022年現在、全国に67の実店舗を構え、オンラインでの商品販売も実施。ライフスタイルショップとして着実に知名度を上げています。そんな「KEYUCA」にスイーツブランドがあることを知らないお客様が「こんなブランドがあるのは知らなかった」と、「KEYUCA」から「ドルチェフェリーチェ」へとつながっていくことも。
自社内のつながりを多くの方に知っていただけるのは、単独の菓子ブランドにはない「ドルチェフェリーチェ」ならではの価値観や喜びだと感じています。
シェフ・職人について
古田 真未ふるた まみ
「食のプロダクトデザイン」で、印象に残る商品を
大学時代から「モノづくり」を行っており、ケユカ事業部では作るものが製品からお菓子へと変わりましたが、「印象に残るものを作る」という観点では、デザイナーとしての立ち位置は変わりません。「ドルチェフェリーチェ」は実際にお客様が手に取る姿や喜ばれる姿、SNSでのレビューなど、いろいろな反応を見ることができるので、うれしさややりがいを感じます。今後も、自身が考案したものを形にできる環境を大切に、お客様に喜んでいただける商品の開発に努めていきます。
2015年入社。大学で学んだプロダクトの知識を生かし、流通事業部のプロダクトデザイナーに。2016年秋頃よりケユカ事業部へ異動し、現在はスイーツの企画から商品開発、販促、パッケージデザイン、さらに店頭のポップ作りまで、幅広く手がけている。
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