干し柿でできる「柿巻」をはじめ、フルーツ王国・岡山らしいお菓子を全国に届けていく
岡山県倉敷市を本拠地とする、國和産業株式会社。1968年に創業し、干し柿を原料とする「柿巻」を主力商品として展開しています。2009年に「柿菓房 山柿庵」としてブランド化。柿を中心に発展してきた国内でも稀少なメーカーです。
また、フルーツ王国岡山として、岡山をはじめ瀬戸内地方で獲れるさまざまなフルーツを使ったゼリーなども製造。全国へと発信しています。
こだわりのポイント
國和産業が長く主力商品として届けてきた「柿巻」は、たわわに稔った干し柿を一つひとつ開いて種とヘタを取り、重ねて巻いたお菓子です。また、柿巻を一口サイズにスライスしたものは「やま柿」として販売。いずれも、干し柿の純粋な美味しさを味わえる素朴なお菓子として、長く人気を誇っています。
他にも、干し柿の中にゆず餡を入れた「柿あんあん」、レモンパウダーを干し柿の中に入れた「せとうち檸檬柿」など、干し柿アレンジのお菓子の展開も豊富です。
國和産業では、年間100トン単位での柿を仕入れ、製品に活かしています。保存技術に長けているからこそ、これほどの量を扱うことができています。柿巻についても、昔ながらの製法を一途に守り続けているからこそ、変わらない人気を博すことができており、今後も変わらず美味しさを守り続けていきます。
國和産業では現在、自社の干し柿でお菓子を製造していくことを視野に入れ、所有地に柿の木を植えて栽培を始めています。國和産業の柿を安定的に収穫できるようにして、今後の発展をはかっています。
シェフ・職人について
工場長
土 公平つち こうへい
従業員一丸となって、美味しい製品を作り上げる努力を続けてまいります。
一つひとつのお菓子について、味が変化しないよう、温度や湿度に気を配り製造を続けています。新たな商品を開発するときは、従業員みんなで試食を重ね意見を出し合い、試行錯誤を繰り返して作り上げていきます。美味しく仕上がったときはやはり嬉しく、やりがいを感じます。今後とも、みなさまに愛されるお菓子を作りつづけてまいります。
入社後各部署を経て、2005年より製造と工場管理を担当。25年以上勤務しており、現在は工場のスタッフをまとめる立場に。
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