株式会社御菓子所まつ月

江戸時代から八代続く老舗。海外にも進出し、日本の和菓子文化を発信

江戸時代に創業してから166年、愛知県豊田市で和菓子の製造販売を続けています。饅頭、最中、カステラなど製造する商品はすべて原材料を厳選。直営店舗での販売のほか、関東地区と名古屋では高島屋、関西では大阪・うめだ阪急に一部の商品を卸し販売しています。2022年には中国・北京に直営店舗をオープンする予定です。

企業名
株式会社御菓子所まつ月
創業
1855年
ブランド名
株式会社御菓子所まつ月
メーカー所在地
愛知県
HP
https://matsuzuki.jp/index.html
SNS
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イチオシ商品

柿の美味しさを凝縮させた、柿の羊羹〈眠り柿 ずくし〉

信州産の柿を収穫し、寒風にさらした後に天日干しし、甘みを極限まで引き出し熟成させた柿を羊羹にした和菓子です。餡を使わず柿の香りとコク、うま味を凝縮させることで、柿の美味しさを存分に味わえる菓子に仕上げました。1953年には高松宮殿下に献上し、高い評価をいただいた商品です。

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Point

こだわりのポイント

伝統を大切にしながら、新しい時代に向けた商品も提案

わらび粉づくりから取り組み、本わらび粉を使った〈本わらび餅〉をはじめ、焼き栗、チョコレート、桜など、期間限定品を含め和洋さまざまな味の〈カステラ〉を展開。一方で、約90年前のレシピを復活させ、歴史ある足助塩を活かしたチーズケーキ〈歴史街道 半熟チーズ〉など、ひと工夫したお菓子づくりにも取り組んでいます。伝統を守るだけではなく、時代の空気を反映させた商品に挑戦します。

合成保存料一切不使用。産地にこだわらず、原料の特徴を見極める

「自分の家族や大切な人が食べても安心できるもの」を基準に商品開発や製造工程を考えています。そのため、合成保存料は一切不使用。添加物も最低限の量しか使用しません。また、創業以来続く「素材の味・そのままの銘菓」の信条を大切にし、手づくりが基本。原料は産地だけを見るのではなく、つくりたい菓子によって特徴を見極め、最も適しているものを選択。味、見た目、バランスなどを考慮し、トータルな美味しさを追求しています。
卵は国内でも少ない純国産鶏が生んだブランド〈もみじ〉を使用。孵卵(ふらん)場から養鶏農家まで流通経路を把握したものを仕入れ、孵卵工場にも当主みずから足を運び、安全性を確認しています。養鶏農家からは「鶏の餌は抗生物質を使わず、遺伝子組み換えをしていない原料からつくる飼料を与えています」との報告を受けています。

Chef, Artisan

シェフ・職人について

菓子は「原料七分に腕三分」。だからこそ原料選びを大切にしたい

菓子づくりは、良い原料を選び、つくる工程に手間をかけることで、美味しいお菓子が出来上がる。原料7割、腕3割の考えで取り組んでいます。だからこそ、原料は産地やブランドにこだわり過ぎず、原料の持つ特徴を最大限に生かした選定を心掛けています。お菓子づくりや店を見て育った私は、この仕事が大好きです。品質においてはどこにも負けない自信があります。これからもお客様が安心できるお菓子をていねいにつくり、召し上がっていただくのが私の使命だと思っています。

About

1980年 愛知県に生まれる
幼少の頃から家業の和菓子づくりに興味を持ち、将来は和菓子職人としての道を歩みたいと決心。家業の〈御菓子所まつ月〉入社後は和菓子の製造や商品企画に携わり、事業を発展させる。
2018年代表取締役社長に就任。日本の和菓子文化を海外にも届けたいと思い、2020年から中国進出を推進。商品の品質には高い意識を持ち、原材料の選定基準を厳格に設定。八代目当主として、江戸時代から続くのれんを守り続けている。

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