玉だれ杏
甘くて酸っぱい杏かんを求肥でくるんだ〈玉だれ杏〉
長野県の名産品、杏を使った和菓子。杏かん(杏の羊羹)をやわらかい求肥でくるみ、棒状に仕上げました。甘い和菓子は多いけれど、酸っぱい和菓子はあまり多くないはず。求肥に使う粉は新潟産のものを使用。一口食べると、もっちりした求肥の食感とともに、甘みと酸味が溶け合った杏かんが顔を出す、やさしい甘さが特徴です。また、見た目も透明感があり、素朴ながら美しい和菓子です。
- 内容量
- 6個入り
- 参考価格
- 994円
- 原材料
- 砂糖(国内製造)、白玉粉、杏、寒天、水飴/トレハロース
- 賞味期限
- 10日
- 温度帯
- 常温
Maker
Point
こだわりのポイント
求肥のやわらかさを損なわないように手作業
杏かんは杏を砕き、寒天と一緒に練り上げます。出来上がった杏かんを舟型に流し、一晩置き、落ち着かせます。杏かんを舟型に流す工程は約5名の製造スタッフが手作業で行います。また、求肥の原料を練る工程は機械で行いますが、求肥を伸ばし、杏かんに巻く工程は手作業。強く巻きすぎると求肥のやわらかさが損なわれるため、ていねいに巻き上げています。6本入りは993円(税込み)。初めての方もお買い求めやすい価格です。
美食家としても有名な作家・池波正太郎氏のエッセイにも登場
美食家としても有名な作家・池波正太郎氏のエッセイ集〈散歩のとき何か食べたくなって〉にも登場しているのが〈玉だれ杏〉。池波氏が長野県を舞台にした小説を書くため、善光寺前の旅館に停留していたとき、〈玉だれ杏〉を購入したことがきっかけとか。〈玉だれ杏〉は文学の香りを背景に持つ和菓子です。また全国菓子品評展示会においても農林大臣賞を受賞。常温でも美味しく、夏は冷やしていただくと清涼感が増します。
2020年には新商品〈杏太鼓(あんずだいこ)〉を発売。白あんに杏を練り込み、求肥で包んだものをさらに最中の皮ではさみました。杏の果肉がアクセントになり、最中の皮と求肥によるもっちり感が特徴です。
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